歯を失った範囲に応じて、最適なインプラント治療をご提案

「1本だけ歯が抜けた」「ブリッジにしたけど両隣の歯を削りたくなかった」「入れ歯の違和感がずっと気になっている」「すべての歯を失ったけれど、総入れ歯では噛めない」

こうしたお悩みは、欠損の範囲や部位に応じて最適なインプラント治療を選択することで、機能性・審美性・快適性を高めた生活へとつながります。当院では、部分欠損〜全顎無歯顎まで幅広く対応しており、CTやスキャン、咬合診査をもとに最適な治療計画を立案しています。

部分欠損(1〜2本の欠損)の場合

【適応症例】

  • 虫歯や外傷で1本だけ歯を失った
  • ブリッジの支台歯が弱く、インプラントに切り替えたい
  • 前歯部・奥歯部を問わず対応可能

【治療法と特徴】

  • 欠損部のみに1本ずつインプラント埋入
  • 両隣の健康な歯を削らずに済む
  • 噛む力が骨に直接伝わるため、他の歯への負担が少ない
  • 審美性の高いジルコニア補綴も可能

中間欠損(3本以上の連続した欠損)の場合

【適応症例】

  • 奥歯3〜4本が連続で欠損
  • 入れ歯が合わず、固定式にしたい

【治療法と特徴】

  • 2〜3本のインプラントを支台にしてブリッジ形式に補綴
  • 全ての欠損部に埋入せず、本数を抑えた治療も可能
  • 固定式で、取り外しや異物感がない
  • 骨量が不足している場合は、GBR(骨造成)併用も視野に入れる

遊離端欠損(奥歯が連続してない場合)

【適応症例】

  • 最後方の奥歯がなく、ブリッジでは対応できない
  • 義歯のバネが目立つ、審美性に不満

【治療法と特徴】

  • 欠損部の手前に1〜2本のインプラントを埋入し、自立した補綴を行う
  • ブリッジでは不可能なケースに対応できる
  • 奥歯の咬合支持が復活し、全体のバランス改善にもつながる

無歯顎(上顎・下顎すべての歯を失った場合)

【主な治療選択肢】

■ All-on-4(オールオンフォー)
片顎4本のインプラントで全体を支える治療法

  • 手術当日に仮歯を装着可能な即時荷重にも対応
  • 骨量が少ない方にも適応可能(後方を傾斜埋入)
  • フルマウス治療の中で、費用と侵襲を抑えた選択肢

■ インプラントオーバーデンチャー(ロケーター義歯)
2〜4本のインプラントで入れ歯を支える固定力を確保

  • 自分で取り外し可能、清掃しやすい
  • 費用を抑えたいが、総入れ歯の不安定さを改善したい方向け

■ 全部埋入+個別補綴(10〜12本)
天然歯のような1本ずつの再建

  • 費用は最も高額になるが、審美性・機能性・清掃性ともに最高レベル
  • 若年者や長期安定性を重視したい方に適応

治療の選択は「見た目」「咬合」「予算」のバランスで

同じ“インプラント”でも、欠損範囲や希望により
治療計画はまったく異なります。

「できるだけ本数を減らしたい」「取り外しに抵抗がある」「まずは費用を抑えて治療したい」「何より見た目を重視したい」

どのようなご希望でも、CT・シミュレーション・咬合診査をふまえたうえで、最適な治療計画をご提案いたします。

費用の目安(症状別)

欠損の種類 治療法 目安費用(税込)
部分欠損(1本) 単独インプラント+補綴 385,000円〜
中間欠損(3本) 2本埋入+ブリッジ補綴 770,000円〜
無歯顎 All-on-4 2,200,000円〜
無歯顎 オーバーデンチャー 990,000円〜
無歯顎 フルアーチインプラント(10本) 4,400,000円〜

※検査料・仮歯・追加処置費用(GBR、CTG等)を含む場合は別途お見積りいたします。

欠損部位・本数に応じたオーダーメイド治療

「歯がない」状態は、一人ひとり異なります。インプラント治療は、それぞれの口腔内に合わせて設計する“オーダーメイド治療”です。

当院では、部分欠損から無歯顎まで、あらゆる症例に対して最適な計画を立案し、安心・確実なインプラント治療を提供しています。「どの治療法が自分に合うのか?」まずはお気軽にご相談ください。